平成246月吉日

                         

☆マダコの釣り方

 

☆釣り座席

潮先を選ぶ・・船は風が吹いて来る方向へ舳先を向ける。『今回の潮は満潮から下潮が続くから、えーと潮先は?』トモかミヨシかまた右舷、左舷か選択、尚 釣りの考え方『釣席の優位性についての考察(東京湾編)』を参照

 

☆テンヤ《石蟹餌》の小突きと合せ、取り込み方

   テンヤの針先のキャップを必ず外す事。

つけたままだと合せてもタコに針が刺さらず、釣れない。

   石蟹をテンヤに付ける時、腹を上にしてオモリ側に寄せてタコ糸できつく縛る。針側にスキマを作る。スキマがないとタコの針がかりが悪くなる。

   タコが一度乗った石蟹餌は多少足が取れても変えない事。タコの好む匂いが付いているので。小突いていると直ぐに続けて乗ることがある。

   合せがあまく底でバラシたら直ぐ元に戻し小突くとまた乗ることがある。隣がバラシてくやしがっていたらチャンスまめに小突き頂きましょう。

   船が新しいポイントに着き合図があったら、誰よりも早く底に着け、シッカリと小突く事。側にいれば直ぐに乗る可能性大。また誰かが掛けたらその近辺にまだいる小突き続ける・

   人より目立つぐらいに小突きましょう。特に水深がある時や2枚潮でシブ糸がふけたりたるみが出る場合は大きく目立つくらいに小突く事。小突きが弱いと底の蟹が殆ど動かない。

   タコ釣りは①に小突き②に小突き③④が無くて⑤に小突き、最初のうちは皆さん一生懸命小突きますが、釣れなくなると段々と小突きもいい加減になってしまいますがその時がチャンス。魅力のある小突きでタコをゲットしよう小突き方a)早く細かく小突くb)少し大きくゆっくりのリズムで小突く

   道糸は余計に出さない。なるだけ真っ直ぐになるようにして小突く。根の荒い所はテンヤが縦気味になるくらいな感じで小突くと根がかりしにくいし根がかりを外しやすい。

   タコの乗りは一概には言えないが潮の早い時や良型のタコの場合道糸を止める。または引っ張るような感じがする。根がかりと間違いやすい。いずれにしても少し聞いてみる。しっかり重みを感じたらシッカリと合せる。潮の緩い時にタコかな?の時ソオッと聞いてみるとカチッと金属的な引っ掛かりは根がかりで、ふわーと抜けてしまうのも違うタコではない『ぬたー』とか『ムニュー』の感じで少し動きそうで重い時はタコと判断します。

   タコはテンヤの石蟹に抱きついて餌を食べます。タコが大きければ大きいほど蟹に強く抱き付いていますのでシッカリと強く大きく合せて三手ほどシッカリと手繰る事、テンヤのかけ針にタコを引っかけます。合わせが弱いとタコはテンヤに抱き付いたままでハリ掛かりしていません。バラシの原因になります。糸に重みを感じながらタコを取り込みます。途中で休んではいけません。針にかえしがないのでバレます。取り込みの最後は船べりへタコの吸盤を貼り付けないように身体を乗り出して落ち着いて取り込見ます。取り込んだタコをその前に回収した道糸(シブ糸)の上に落とさないで速やかにタコネットに入れて確りと縛る事。

   タコだと思ってシッカリと合せて根がかりだったら、最悪でがっちりと針が食い込んで外れなくなります。その時は素早く道糸(シブ糸)を持って上へ引っ張りぽんと放す。引っ張ってぽんと放すを繰返す。先糸にナイロン糸を付けていると外れることも有ります。それでも外れなく船の動きで道糸が斜めになったら諦めて角材に縛りつけ船の移動で切るしか有りません。その後完全に根がかりと思って外れた糸を引き上げにかかったらまだ重く良型のタコが付いていたという事も有りました。

   波が高い日は船の上下動が有り、底を取りながら小突くので小突く手は上下し結構忙しいです。また全く潮が効かない時は場所があまり移動しないので船長は大変苦労します。根がかりが無ければ前方へテンヤを投げて小突きながら手前へ探って行く釣り方も有ります。

タコテンヤに石ガニ 005

カニの腹を上にしてタコ糸と輪ゴムで固定。大事なのはテンヤの

かけ鉤とカニの間に隙間を作るつまり錘寄りにカニを結ぶ事。