平成255月吉

                                                   木 葉 鰈 信

☆白鱚の釣り方

 

《伊勢町・海勇丸》

船外機ボートでの白鱚の釣り方         

☆先ず最初に

   自分の周りに必要最低限な物を置き余計なものを置かない・スッキリとさ

せる

   直射日光の強い日、餌箱は氷の入ったクーラーの中へ。ジャリメは数匹づ

つ別の餌箱に入れ小出しにして使う。

☆白鱚の釣り方は

キス竿に小型スピニングリール、道糸PE1号キス天秤オモリ10号、15号、

20号ハリス180cm40cmに枝ス8cm、細軸鉤ジャストキス8号仕掛け

でジャリメ餌を底に落とし小突きながら船を何度も何度も流して行く『動』

の釣り方がいい。

☆船の流し方

ボートの流れ方は沖から岸へまた岸から沖へ流れるよりも岸に平行に流れ

てくれるのがベストである。

   ポイントを定めたら先ず広い範囲で流す。その時重要なのは自分の位置が判

る景色(山ダテ)、近くのブイ、ハッポウスチロール(刺し網の目印)等を

覚えておき、何度か同じ場所で沖側、岸側等を流しながら魚信の出た場所

特に良型の釣れた場所を中心に流す範囲を段々と狭めて行く。釣れた水深

も道糸の色分けで覚えておく事。場所を絞り込みながら釣って行くと良型

が釣れたラインを再度流すと同じ場所でまた良型が釣れる。今度は同じラ

インを少しずつ変えて流して行き状況を見て良いラインを再度流しながら

数を伸ばして行く。後で同じ場所を流しても同じように流れずなかなか上

手に行かない。私にとって此処伊勢浦沖では黒部の黒い鉄柱がライン上の

一つの良い目印になっている。また良いポイントにはイカリを入れて周辺

に投げてじっくりと探り釣りをしても良い。

   もう一つの流し方は根ぎわの砂地で大型の白鱚が今までよく釣れた。ハリス

1.540cmチヌ1号1本鉤で根から砂地にかけて流しながら小突き釣りを

する。当然根がかりに気を付けることとどうしてもカサゴも釣れてしまう。

白鱚の数も望めないが竿先を絞り込む良型の手応えが魅力です。

☆小突き方

  錘が底に着いたら、錘が寝たり立ったりするように小さく小突く、速度

  はあまり早く無くて良いがリズミカルに、竿先に魚信が来たら静かに聞

  き上げながら鉤がかりしている様だったらそのまま合わせてしまう。

小突いていて魚信がない場合は3040㎝ほどゆっくりと聞き上げて見る

その時、魚信があればそのまま聞き合せる。魚信で聞き上げても乗らなく

てバレテしまう場合は食いが浅いか、PEラインの為の場合があり、そん

な時の私は聞いてきて魚信が出た→10㎝ほど送り込む→また聞き魚信

出ていれば聞き合わせる。(鉤先があまい時は仕掛けごと交換する)

☆投げて誘う釣り方

  好ポイント、もしくは風が強く波が高い、潮が速すぎる等の条件でイカ

リを入れてボートを固定した場合は船下を小突くのではなく積極的に投

げて船下まで誘って来る釣りになる。竿下まで来たら直に上げずに少し

小突きを入れ誘って魚信がなければ仕掛けを上げる。餌のチェックをし

即次の投げの動作に入る。投げた時、着水ちょっと手前で私は右手人差

し指でスプールの糸を一瞬止める。錘、天秤、仕掛け(ハリス)の順で飛ん

で行った物が上記動作で仕掛けが前に行き、錘や天秤、道糸に絡まない

で底に着く、竿先を引きながらゆっくりと誘って来る。糸ふけを取る。

また誘って来る動作を繰り返す。時々重く感じる所がある。この場所は

ゆっくりと魚信を待ちながら引く。これを繰り返しで行う。竿を入れて

何もしない待ちのスタイルはメゴチ等の外道を呼び寄せてしまう。

乗合船での投げて誘って来る釣りでの注意点、投げは必ずアンダースロ 

で、投げる方向にも気をつける(他の釣り客のラインをまたがない様に)

☆その他気がついた点

  餌は活きの良い物を小さく丁寧に付ける事。大き過ぎない事。竿上げし

たら餌のチェックを、魚信がなくても餌を取られている事が多い。魚信

がない時は竿を上げて餌の点検。(仕掛けが絡んでいる事が往々にしてあ

る)白鱚の数釣りのコツは時合の時に慌てず騒がず手返し良く釣る事。

釣れない時は釣れないのではなく。往々にして小さな魚信を見逃してい

る事が多い。竿を入れっぱなしでなく。こまめに誘う事。釣れるポイン

探しも重要です。早めに好場所を見つけて置く事。海が荒れてきたら

安全第一、釣果は二の次早めに上りましょう。車の運転など帰宅までの

余力は(エネルギー)十分に残しておく事

 

 

1、シロギス仕掛け1