12月10日(日)のヘラ鮒釣行が今年の竿納めとなった。今年の釣行回数
は48回でびん沼川への釣行は39回にもなった。3月末をもって『週刊つ
りニュース』のAPCを卒業しました。その後4月から12月までのほとん
どをびん沼川でのヘラ鮒釣りに夢中になりました。振り返って見ると春先は
順調に釣れましたが夏場の宙釣りには苦戦しました。その1.新発売のエサ
『カルネバ』の配合で思うようなエサが作れずその後は量を減らしそして使
わなくなった。その2.三本木橋北側に車が駐車出来無くなり進んで新しい
釣場として墓場下やびん沼橋周辺にも釣行した。やがて夏から秋になり宙深
から底への釣りをして調子を戻して来た。秋には台風の来襲もありましたが
足げく通った。その中で底釣りのスペシャリスト釣友のN氏と肩を並べての
釣行も多くなり彼から多くの事を学びました。エサのつけ方や振り込む時の
仕掛けの持ち方、魚信の出方による合わせの選択など。底釣りでの私は底を
少し切るから下鉤ピッタシ、下鉤トントン、片ズラシまでで上鉤トントンや
両ベタにはあまりしない。彼はどちらかというと片ズラシから上鉤トントン
、両ベタまでの釣りが多い。私はウキのトメやサワリ、ナジミ方などに赴き
を置き明確な魚信で合わせ良型のヘラ鮒をねらうタイプ。彼は型にこだわら
ず小ベラや真鮒も分け隔てなく釣りながら魚との対話、リズムを作って行く
のが上手い。そして入れ食いが長く続き、型もそろって来る。秋口から終盤
にかけては特にジャミのクチボソや鯉っ子、小鮒(真鮒)の魚信が減りヘラ
鮒の魚信も渋くなって来た。彼が私の横でウキの動きを見ながら『ほら今の
いい魚信、オレなら合わてせるよ』私にはモゾモゾの大きいやつで気にも止
めてなかった。小さくても力強い『クッ』と入る魚信なら合わせているが!
必然的に彼は私の倍以上のヘラ鮒を釣り上げている。その良い例が水道管上
流で11月18日(土)に底釣りで7寸~9寸(新ベラ中心)56枚の釣果
は圧巻である。彼からもう一つ学んだのは朝私が早く来て釣り仕度、彼は後
から来て先に釣りを始めている。当然段取りの良さはもちろんであるがその
他に釣り台の組み立て方、彼は銀閣ですぐ足の位置を決められる。私は足の
穴に外ねじで合わせるタイプの釣り台で時間が掛かる。また座った時の安定
感も違う。現場で彼からアドバイスを貰い型式は銀閣のスリム(幅40cm
で跨げるし狭いが胡坐もかける)に決め購入した。その後彼は幅が40cm
と狭いと思ったのか釣り台の前にピタッと取り付けられるエサ台を作って来
てくれた。このすき間に鉤外し棒がピタリと収まりとても気に入っている。
手先が器用なのか私のイニシャル入りのウキも作って来てくれた。ヘラ台に
跨ぐ時の足置きセフティ‐ステップも購入、細工してここに板を引き広く足
が乗せられる仕組みも教わり作ってみた。色々と面倒を見て頂きとても感謝
をしてます。来年こそは新しい釣り台に跨り宙釣り底釣りを共にマスターし
釣友N氏と肩を並べて楽しい釣りをしたいなとヘタッピ釣師は考え今からワ
クワクしています。至福のひとときです。
(釣り台の前と後の足はわざと逆にしてあります。)