行方市井上地区のホソで真鮒釣り(乗っ込み間近)

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2月22日本誌編集部担当者から真鮒釣りの釣行を依頼される。でも『まだ

乗っ込んでないじゃん』霞ヶ浦や水郷地帯のホソでの釣行が多い私にとって

は本湖との水門が開かないと釣れない。早くて3月半ばを過ぎないと、本格

的には4月になってからが本番かな。でも昨年も同場所のホソへ3月11日

に釣行し、まあまあの釣果だった。理由はホソの水が冬場枯ずに残っており

水深もありここで年を越す鮒がいるようだ。通常 真鮒は川や湖などの最深

部のオダ場などで冬を越し春先になって産卵のため川の浅場へ浅場へと乗っ

込んで来る。ちょうどその頃が田植えの為に水門を開け水を引く、その時ホ

ソに真鮒もやって来る。そして水草や障害物に産卵(はたく)する。魚の中

にはせっかちな魚がいるかも知れないとせっかちな私は2月24日(水)井

上地区のホソに出かけた。水かさはまあまあで、柵のある場所(ここが一番

水深がある)で釣り台をセットし川幅2mもない所を中央に向かって斜めに

7尺の竿を出しヘラウキ仕掛けで棚取りをしているとウキに魚信が、静かに

聞き合わせる。重厚な引きでゆっくりと上がって来る。50cmほどの丸々

と太った鯉で寒いのかあまり暴れなかったが玉網が小さくて入らず首を振ら

れてハリス切れ、餌は上鉤にグルテン四季、下鉤に凄グル(やわグル)を付

け水深1m65cmの底釣りで8時半から釣り始める。うんともすんともい

わずまめに手返し良く餌を振り込むと40分ほどしてウキに小さなさわりが

出てきたがツンがない。散歩がてらの顔見知りの釣り人が話しかけて来て去

って行く。今度は車が止り顔見知りの人が来て話し込む、竿が中央付近に届

くように9尺に変え、水深が1m75cmで底、さわりはあるがツンがない

。赤虫を付けるとウキが激く動きすぎるので元のグルテンに戻す。タナを切

ったり深くしたりして様子を見てみる。もやもやの魚信でやっと18cmの

真鮒が釣れる。顔見知りが去り1人になる。もう11時を回っている。水も

冷たいし、完全防寒、ホッカイロを当てても寒い。餌を柔らかくし、下鉤の

凄グルを気持ち小さく付けてツン魚信2枚目、続けて3枚目、魚信が出始め

型は大きくないがポツポツと釣れ出した。どの魚もお腹が出ている(抱卵)

ここの真鮒もせっかちかな。その後魚信が出なくなった午後1時に竿を収め

た。水温の低い中、今日の釣果は15cm~22cmの真鮒が7匹でした。

帰りがけにかすみがうら市牛渡地区のホソで竿6尺にトップにカラスウキ

付けたシモリ仕掛 鉤は秋田キツネ2.5号に赤虫1匹頭にチョンがけで午

後2時から1時間ほど小鮒(柿の種サイズ)タナゴ、クチボソと遊ました

この場所は牛渡機場があり隣のプラスチック工場からは温排水出ていて、

水が温かい、釣れた魚も暖かい、雑魚がうるさいほどウキを動かします。釣

果はクチボソ中心で20匹ほどでした。

 

APCとして投稿し ㈱週刊つりニュース 18日号に掲載