伊勢町『海勇丸』から船外機ボートでマコカレイ釣り
ここ伊勢浦沖の海苔ひび周りのマコガレイが3~4年前から低調気味だっ
たが、今季は10月頃から釣果が上がっており期待できそう。自宅の壁に掛
けた魚拓の大物マコカレイを眺めていると日付が2月10日。『まだ痩せて
いるがもしかしたら顔が見れるかも』と海の穏やかな日を選び2月11日(
木・祝)に予約を入れた。予報も穏やかそうで前日に青イソメとジャリメを
用意し、当日 本誌協定船宿『伊勢町・海勇丸』に午前7時過ぎに到着。す
でに3組が出廷を待っていたが。予報に反して波風が強く海に出られない。
隣の三浦ボートさんに顔見知りの方々を発見、待ちの時間に釣り談義に花が
咲く。今日は中潮で満潮午前7時、干潮午後1時で朝は海苔ひび周りでカレ
イを狙い、餌取りが多い時にはその中の赤目フグも狙いめと青イソメを多く
用意している。潮が緩くなったら沖に出て深場の白鱚も狙う予定だった。し
かし強風が収まらない。待っていた釣り人が1組減り2組減り、鯵狙いのお
客さんがコマセ餌を預けて去って行き10時を過ぎると私ひとり。隣のボー
ト屋さんは3組が残っている。海が穏やかになったので11時半に出船、ま
だ波が高く沖には出られない。そこで許可を得て海勇丸さんの海苔ひびのブ
イ付近の綱にロープを固定し、餌をタップリと付けて1本目の竿を投入、2
本目を船下へ そして3本目の支度をしながら、最初に投げた竿を聞き、2
本目もそっと聞き上げるとコツコツと魚信、少し竿を送り込んで再度聞きな
がら合わせるとグググッと竿を絞り込んで行く。3年ぶりの良い手応えで無
事タモに納まる。33cmのアベレージサイズだがこの時期にしてはプリプリ
の肉厚の本命に感激。残りの2本の竿も餌を付け同様に投入。その後は丁寧
に聞いたり、短竿を小突いてみたり、餌のチェックをするが魚信が遠い。今
までの経験ではガラがあって多少根がかりする所。鬼ヒトデのような茶色っ
ぽい硬いヒトデがいる所。また小突いていて多少の高低差ある場所等が良場
所だったがここは平たんで何も無い。今度はロープを伸ばしたり縮めたりと
試行錯誤。その内に投げていた竿を探って来るとググッと魚信、思わず合わ
せてしまった。餌がタップリと付けているので、少し間おくか、送り込んで
から聞いき上げるべきだった。大失敗である。時間も少なくなり、そろそろ
沖で白鱚を狙おうとカレイ竿を仕舞っていると4本目の竿が重い。糸を巻き
ながら側にタモを用意。ピンポンの小型マダコをゲット。その後、沖の20
m~25mを流すもまだ波も高く潮も早く釣りずらい。午後3時に沖上がり
。釣果としては物足りないが久しぶりのに本命の顔が見られて納得の釣行で
した。再度肉厚のマコガレイにチャレンジしたいです。
APCとして投稿し ㈱週刊つりニュース 3月4日号に掲載