29.鹿浜・松陽丸

2005年~2019年

 

東雲・ちどりやの船着き場が東京都の埋め立てでなくなり、さて東京湾での白鱚やカレイ釣りに何処から出るか。釣り情報誌で探していたところ『釣り場速報』で『鹿浜・松陽丸』が目に止る。理由は自宅から近いから。早速に電話予約して乗船して見ると通常はam6:45出船で沖上りpm2:30で私にとって朝はゆっくり、帰りは高速の渋滞もなく外が明るいうちに帰れる。朝早く行って釣席の取りっこもなく、穏かに出船、環七の鹿浜橋を潜って荒川をゆっくりと下って行く。途中、船宿等の船着き場を通過時は引き波を立てずにゆっくりと進む。ゆったりとした気持ちで船上から周りの景色を眺めながらの船旅もいい。やがて東京湾に出て目的地に向かって速力を増す。ここで『よし今日も釣るぞ』という気が湧いてくる。乗船客を見渡すと、友達同士や親子連れで和気藹藹、そこに常連のベテラン釣り師も混じりほのぼのとしていて良い。これは謙虚でおだやかな船長の人柄のせいもあるのだろう。船長自身も数にこだわってギスギスと張りつめた雰囲気を望んでおらず。一日楽しく釣りをして貰いたい。ただし1匹でも多く釣れる場所、場所をデーターを基に、また同業者の情報を得ながら積極的に移動を繰り返す姿勢が好釣果につながる。そして釣り人全員の様子を暖かく見守っている。そんな中で苦戦している釣り人には適切なアドバイスをしている。此処は予約乗合でHpを見ると釣り物予定、予約状況、最近の釣果報告と明確に状況が判るやはり(土)、(日)、(祝日)の出船が確実でサラリーマンにはピッタリ、気にいって釣行していたが早めの定年退職で、次の就職先の職場が土、日、祝日が必ず出勤で中々釣行出来なくなった。今度また職場の異動がありたまには休める様になり現在に至る。ビギナーや友達同士、家族連れにとっては余計なプレッシャーをあまり感じず釣り易い船宿だと思います。また釣り技が少し上達して良い席に座れば竿頭になれるかもしれないと腕試しをして見たい方にも適した船宿かもしれません。

 

 

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