36.ブラックバス釣り

1987年頃~現在進行形

 

ブラックバスとの初めての出会いは甲府市の山の中に信玄ベラで有名な千代田湖と言う溜池がある。『最近、ブラックバスと言う外国の魚が増えてしまって』と言う話を聞き、見に行くと水中に止っている魚が見える。ヘラ竿に大きな玉ウキ1つ、マス鉤にミミズを付けて狙うと面白い様に釣れた。大きさは20㎝~25㎝で結構引くが少し痩せている。時期は8月のお盆の時期で特に朝夕に絞って釣行。甲府の町から自転車等で登って来る子供達がルアーで狙っているがなかなか釣れない。ある時初老の方がお孫さん連れでバスが入れ食い。餌に活きた小さめの泥鰌を付けている。なるほどフィッシュイーター。翌年私も朝夕に3.6mの小磯竿にリール、ウキはメジナ等を狙う円錐ウキ(錘内蔵)に泥鰌を付け遠投して狙った。見えバス狙いだがバスのいる所に直接狙うと着水と同時に逃げてしまう。3m~5m離れた所へ落とし少し引いてやると泥鰌が動き回るのか止まっていたバスがスーと餌の方へ。ウキが『チョンチョン スー』大きく合せ、入れ食い状態。釣り場は千代田湖の他に上の方に大正池、昭和池と溜池があり両方ともバスが居て池が小さくポイントが絞り易く泥鰌にも良く反応した。息子はバスをルアーで釣る事に関心を示し、そのまま成人になり現在もルアーでバスを追い掛けている。当時の息子の影響か私のルアーバス初ヒットは夕まずめにホッパーでゲットその時は興奮した。フライでも釣りたいと思い、冬場空になった田んぼでフライを綺麗なループ状になる様に練習、時々ラインが耳を掠めたが上手く投入出来る様になりドライフライでもバスをゲット。だが泥鰌餌のバス釣りはその後も続けた。霞ケ浦の河川や与田浦等の水郷地帯の河川でバス釣りは真鮒釣りのついでに成人した息子に教わりながらワームの最初はアンダーショットで『常吉リグ(村上晴彦の爆釣リグ)』次がノーシンカーの『センコー』で落下時やチョンチョンと誘った時にラインに魚信が出る。その他竿先を操作しながらリールを巻くとペンシルベイトの様なトリッキーな動きをする。この攻めの釣りで結構な成果を上げた。ここ7、8年は与田浦川等の辺地を竿を下げ小突きながら歩く『テクトロ』で成果を上げている。ワームは『常吉の小ボケ』『バイズクロー』『ドライブクロー』のザリガニ系で釣っている。今までのルアーは3系統のワームで通して来ました。ルアーでのバス釣りはどちらかと言えば素人に近いですが釣った数は負けていません。話はこのへんでホソの真鮒釣りの後半に合流です。
昨年(2012年)千代田湖の上の大正池でワームでバス釣りをするも全く魚信が無い。気配も無い。『バス釣れた?』『全然駄目』『そうだろう環境省の指導もあって去年池の水を全て抜いてバスを駆除、鯉は戻したよ』と笑って答えていた。 私は苦笑。

 

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