33.自分の不注意から起こった事

2012年の話

 

『キツネ鉤の先がない』と大学病院形成外科へ

 

最近(2012年)の話で初夏の頃、霞ヶ浦水系のホソへ真鮒釣りに出かけたが小物しかおらず鉤をキツネ鉤に変えてすぐ、何かの拍子に鉤を指先に刺してしまった。それも鉤先のあごの部分がすっぽり皮膚の中に入っている。あごの部分は返しが有って外れにくくなっている。鉤をゴリゴリとやって外すのも痛くて辛いし、持っていたペンチで一気に『エイッ』と鉤を抜いた。餌をつけようとして良く見ると鉤先の鋭角的に曲がった先がない。念のため右手中指の先の腹を広げて見るとそこに鉤先が見える。触ると『チクッ』と痛い『あちゃーやってしまった』これは自分では取れない。バンドエイドを貼り、帰宅後近くの東京女子医大東医療センター救急外来へ行くが受付で対応してくれず無理、改めて私に休みが取れた2日後の平日に形成外科外来で診察、まず必ずレントゲンを撮ってからDr.診察。小さなキツネ鉤のサンプルを持参これの先が折れて刺さっている事。アゴが有るので取りにくい事等を説明すると先生はレントゲンを見ながら『光ってる、光ってる。あるねー。取り合えずやってみるかー』と鉤は見えないが皮膚が盛り上がっている部位を触診しながらこの辺かなと看護師さんも手伝い、私には見えない角度で腕を固定して切除し始める。取れたよと指の処理後、私に見せ。『これ貰ってもいいかな』と折れた鉤先をセロテープでカルテに貼り付けた。尚切除した個所は縫わなくてもくっつくとの事。後日再度切り口を確認し治癒との事。 名医に診てもらい無事終了・・・感謝、皆さんも気をつけてください。

 

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