31.鶴見潮見橋・新明丸

2008年(真ダコ)2010年(墨烏賊)~2016年

 

伝統あるテンヤの墨烏賊釣り


随分と昔の話になるが東京湾で真ダコ釣りをしていると同じラインを流している他の船を3隻ほどよく見かけた。その中の1隻が『新明丸』隣の芝は良く見えるの例え話ではありませんがこちらの船はほぼ満席、あちらは程よいスペース。釣り人の数が少ないほど反比例して真タコの割り当て量が多くなる気がして、最近では釣行回数もぐんと減り、釣果も今一、では1度釣行をと鶴見潮見橋・新明丸に。江戸前風の良い感じの船宿で真ダコ船を操舵する高橋船長は一見無口でおとなしそう。我々の釣り姿をきちっと温かい目で見守っている。色々と質問をするとそれに対してはきびきびと返事が返って来る。良い感じの船長で、私の好きな旧日本鋼管の岸壁も流すしそれなりの釣果も上がった。そんな折り常連さんとの釣り談義の中で『いよいよ10月からテンヤの墨烏賊釣りが始まる』私が『墨烏賊は難しんでしょう。ベイトリールで遠くへ投げなければいけないし』『いいや船下で十分に釣れますよ』以前に墨烏賊にトライしたくて安い墨烏賊竿とリールは揃えていたが何となくむずかしそうで気が引けていた。2010年10月18日から墨烏賊担当で社長の新明利勝船長に一から教えを請う事になりました。それとここは墨烏賊釣りの大ベテランの常連さんが多く、そんな方々からも色々と教わりました。別項目の自己流・魚の釣り方の中の『伝統あるテンヤ(活シャコ餌)を使ったスミイカ釣り』に書きましたがまだビギナーで間違って聞いている、もしくは理解している部分もあるかも知れません。その時はどうかご容赦願いたい。利勝船長は実釣開始から私の釣り方を観察していてその都度良いタイミングでアドバイスをくれる。若船長の新明慶樹船長にも色々と質問をして気がついた点を教わった『イカの乗る前の前触れなんかあるの』『それはこれこれ・・・』といった具合に。墨烏賊はシャクリが命、その良いシャクリがわからない。初日は何回シャクッテも乗らない。午前中0《ゼロ》午後も同様で納竿が近ずき、やっと乗せ計4杯。シャクリってこんな感じかな。2回目の11月5日はインターバルも短くし積極的にシャクリ続ける。納得の8杯シャクリ方はこんな感じかな。船長からも『シャクリはそのシャクリでいいからね。まだ取り込みはなってないが・・・』3回目の11月25日この日は潮先で条件も整っていたせいか上出来の19杯で竿頭に、年を越して2011年1月8日、2月4日と水深も深くなり9杯、6杯と数も落ちるも烏賊が大きくなり満足の釣果でテンヤの墨烏賊釣りの魅力にはまってしまった。まだまだビギナーで烏賊をテンヤから外してソーと魚籠を引いた桶の中へのつもりで手が滑り墨爆弾、破裂など取り込みその他で色々と問題点がある。1シーズンが終わる頃、船長から来シーズンもおいで、来ないと折角覚えた釣り方を忘れちゃうよ。私も10月が待ち遠しい。このテンヤのシャクリ釣りで独特なのが竿で9:1の先調子で、今まで使っている安物の竿先を初日に折り、修理1月にまた折り、修理である。それと竿が重たい。Daiwaのメタリア スミイカH‐240軽くて感度の良い竿をそろえ。2011年10月3日スミイカ釣りの開幕その後週一で通い竿頭2回、21杯、18杯と好調も深場釣りが難しいしバットの確りした竿がほしいで20012年にTICA  JAPAN  江戸スミイカ テンヤ240を購入して開幕の10月を待った。前半の竿は軽量で竿先の感度が良いDaiwaのメタリア スミイカH‐240後半の深場用の竿は腰の確りした TICA  JAPAN  江戸スミイカ テンヤ240と使い分けた。2012年10月9日順調な出だしで13杯がその後は7杯9杯2013年1月に9杯と《ツ抜け》出来ずにシーズンを終わった。今シーズンは潮先が有利を強く実感した年でもあり、深場釣りの認識も出来て良かった。今度4年目に入ります。10月のシーズンインが待ち遠しい。また勉強です。目標に向かってGo。

 

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