平成30年10月吉日
木 葉 鰈 信
タナゴ釣り名人の飼育語録
タナゴ釣り名人曰く『タナゴ釣りをしていたら知人から家で飼うので欲しい。
もっと沢山欲しい!で50匹ほどわけてあげた。その1週間後にまた欲しい。
この間のタナゴは?全部死んでしまった。可哀そうに!次はわけてあげなかっ
た。タナゴは生き物、大切にして欲しかった』名人の家でもタナゴを飼ってい
るそうで飼育語録を教えてもらった。
【 箇条書 】
・タナゴ釣りの針はスレ針を使っている。魚を入れる容器には糸が張ってあり
そこに引っ掛け針を返す事で外れる。タナゴには一切触れない。人の手の熱
でタナゴは火傷する。
・タナゴ釣りで水温が1度下がると人間の体感で6~7度下がったのと同じで
動きが悪くなる。急に水温が下がるのは釣れない原因の一つである。
・タナゴを採取する時期は秋が良い。冬越しをする前で体に栄養を蓄える。夏
など水温が高い時はすぐ死んでしまう。
・人工池への自然な雨水は良い。(水が入れ替わる)
・水は水道水のカルキを取り除き2ℓのペットボトルに何本か入れて置き古い方
から使う。そして水槽の水の交換は全体の1/3を交換する。全部を交換して
はいけない。たまに下に敷いてある砂利もきれいに洗う。
・採取して来たタナゴはすぐ水槽に入れず人工池なとに入れて置き少し様子を
見る事。
・タナゴを入れた容器の水温と水槽の水温が違うのでゆっくりと馴染ませてか
ら水槽に離す。
・水槽には沢山タナゴを入れ過ぎない。水槽の大きさで小型魚の匹数を決める
・出来れば他の魚を入れない。縄張り争いが起こる。タナゴにストレスが溜る
・ハゼの類チチブはタナゴの尾っぽを食べてしまう。跳ねて水槽から飛び出し
てしまう事もある。手長エビも同様に食べてしまう。
・カネヒラは気性が激しい。水槽(中)で3匹ほどと少なくする事が良い。
・タナゴの表面の一部の色が変わったら弱っている(病気)?塩を含んだ水に
移すと治る事もある。またタナゴの表面に白いブツブツ(白点病)が出たら
水槽の中の魚が全滅する。魚は塩水に移し様子を見る。水槽はきれいにする。
・小さなタナゴの背ビレの黒い点は幼魚の印、成長とともに消えて行く。
・成魚の雄は鮮やかな婚姻色になる。
・タナゴは持ち帰っても良いが二枚貝は持ち帰らないで欲しい。何故ならタナ
ゴが二枚貝に卵を産み付けるから。
◎タナゴは生き物、大切に育ててほしい。