木 葉 鰈 信
釣り人の(私の)心構え心がけ・ペース配分
『心構え』と言えば聞こえはいいが言葉が強く意志の弱い私には守れないの
で出来ればとかなるたけとかいった意味で『心がけ』を使わせてもらいます。
1.釣行の時の心がけ・ペース配分
釣行日は2、3日前に天気図を見ながら決める。道具仕度は前日ではなくも
っと前に竿にリール糸を通しておきマジックバンドで止めるスタイルに準備、
カバンの中には自作の仕掛け等必要なものを用意しておく。前日は着て行く
もの、持って行くもの一式を用意し、途中で買うもの等メモで書き出してお
き、早めに寝る。朝メモを見ながらチェック。以前の失敗談:朝寝ぼけ眼で
メモも取らず準備、道具を積んで早々に車を走らせ水郷地帯へ。真鮒とバス
釣り現地で、赤虫を買い釣り始めようと思ったが肝心の真鮒竿がない。自宅
に電話をすると妻が『竿も持たずに今日はどちらへお出かけ、もしかしたら
別宅?長靴も道路の隅にきちんと並んで有りました。ええ両方とも中へしま
いました』その日はバス釣りに明け暮れた。それと食事は毎回必ず取る事と
水分補給は確り用意、魚を入れるクーラーにも氷をバッチリ用意する。船釣
りはゆれるせいか足腰が疲れる。目いっぱい釣りをしない事。帰りの運転と
帰宅後のかたずけ、特に魚の下処理が有り余力を残す様にしている。沖上が
りから帰港の間は船室に入り仮眠を取る。また帰りの車で眠くなったら無理
をせずサービスエリア等で仮眠をとる。このように1日のペース配分うまく
取ることが重要だと常々思って実行しています。
2.釣った魚についての心がけ・ペース配分
例えばイナダのカッタクリ釣りで鯖とソーダ鰹が入れ食い。美味しそうな太
った鯖は3匹クーラーへ少し海水を入れて、他は全てリリース。間違っても
イナダや美味しい魚が沢山釣れたからクーラーの中の魚と入れ替えには絶対
しない。これはしてはいけない事。また釣った魚が桶の中で横になったもの
は海に捨てないでクーラーに入れている。海へ返す魚は元気なもののみ。皆
さんで悩む例、真鯛釣りでやや小さな真鯛(25cm)が釣れた。もしかしたら
この後釣れないかもしれない。リリースするかどうか。と聞かれたら私は後
が釣れなくともリリースを選択。今度は美味しい魚が大漁の時どれだけの魚
を持ちかえるか。①クーラーに入るだけ②食べる分だけ③冷凍にして冷凍庫
に入るスペースがあれば等々。私の一つの選択は帰宅後魚の下処理にかかる
時間が1時間から1時間半以内が目安。例えば白鱚や鯊を天ぷら用に背開き
に処理するのに掛かる時間、持ち帰りの目安は1束(百)ですそれ以上釣れ
たら大きいのだけ残してリリースです。以前の失敗例:飯岡港の午後船でシ
リヤケ烏賊が釣れていると聞き釣行、クーラーは18Lでそんなに大きくない。
船宿で様子を聞くと一回に沢山釣れてしまうので再度来てくれないのが悩み
とか。船はほぼ満席状態で釣り開始、早々から全員が入れ食いで良く釣れた。
桶に烏賊が大分貯まったので、数を数えながら、クーラーへ33匹、未だ余裕
だ。次に様子を見ながら61匹まだ入る。この時の私の選択は氷を入れた状態
で入るだけは持って帰る。になっていた。周りでも相当釣っているし。釣り
が面白く絶好調でこのままいけば束(百)を越えてしまう。釣りをスローペ
ースにして早めに納竿合計80匹を釣って帰宅、早々に夕食を済ませ背中に甲
羅が有る。捌いた事のない烏賊との格闘、次々と烏賊を処理しながら墨爆弾
が炸裂お勝手の流し台は真っ黒け何時もやらない妻にも手伝ってもらい処理
を終わったのが午前3時でもうくたくたでした。もうこんなに釣ってこないで
精々10匹にして。沢山釣って沢山持ち帰り『こんなに釣れたぞー。どーだぁ』
と言えば気持ちいいだろうが、持ち帰るペース配分も難しい。
3.釣り仲間での釣った魚の問題点
釣り仲間との釣行で私は釣った魚で一つのポリシーを持っている。それは何か
。友が釣った魚を貰わない。また私が多く釣っても基本的には魚を友に上げな
い。例外:ほとんど素人の友を誘い船外機ボートを借り私が船長で彼はほとん
ど釣れなくて、彼の家庭で釣れるはずの魚を期待している場合は持って帰って
貰います。一番困るのがほとんど素人の友人と船に乗って入れ食い状態で、友
人が得意になって釣りをしている時、早めにくぎを刺す。『釣りって面白いだ
ろ。だが最初に断わっておくよ。自分で釣った分は自分で持って帰ってよ。い
いから上げるよもって行けよ、は迷惑だからな。』多く釣っていると必ず食い
下がって来ます。『なんでよ』と、その時はしっかりと説明してあげます。『
楽しんで釣れば釣るほど後の罰ゲームがきつくなるんだよ』帰って魚の鱗を取
り頭と内臓を取り出す作業の事『自分で釣った分は自分で持ち帰る。それ以上
の釣れた時はキャッチ&リリース。魚の下処理は妻に頼まないで自分で、これ
が釣り人のマナーだよ』